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看護師の仕事内容

潜在看護師について元看護師が思うこと

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本日は当サイト「看護師辞めたい転職したい」をお読み頂きありがとうございます。どうも、元看護師のむぎ(@mugiblog)です。

ナースちゃん
潜在看護師って言葉少し前から良く聞くようになったけど、どういう意味なのかな?

ぶっちゃけ僕もなんとなくしか分かってなかったから調べてみたよ。
ナースくん

この記事では、潜在看護師について元看護師としての視点から思うことをつらつらと書いていこうと思います。

潜在看護師とは?

ナースちゃん
そもそも潜在看護師って何?

あなたは潜在看護師ということばを聞いたことがありますか?

また、聞いたことがあるのであればその意味を知っていますか?

潜在看護師と言うのは、看護師の資格を有しているのにもかかわらず介護や出産を機に離職し現在働いていない看護師のことを指します。

なぜ僕がこの記事を書こうと思ったのかというと、潜在看護師という存在がもったいないように感じているからです。
僕は潜在看護師には2パターンの人が存在すると思っています。

  • そもそも働く必要がないし働く気もない
  • 働きたいと思っているが、何らかの理由で働くことができない

そもそも働く必要がないし、働く気もない

この場合はシンプルですね。
働かなくても生活には困らないし、働く必要がない看護師。

もったいないと言えばもったいないですが、この場合は看護師に限らず色んな資格を持っている人が結婚を機に働く必要がなくなるのと同じなので特に言うこともありません。

働きたいと思っているが、何らかの理由で働くことができない

問題はこのパターンです。
「働きたい」という希望があるのに働くことができない場合です。

病気や介護などの理由で働くことができないのは仕方がないとしても、小さな子どもがいて目が離せないからと働くことができない人も中には多いでしょう。

家計に余裕がある人はいいとしても、少しでも家計の足しにするために働きたいという人は少なからずいると思うんです。
そういった方が働けないのには何かしら理由があるんでしょうが、その理由については後で詳しく紹介していきます。

潜在看護師の数は?

潜在看護師ってどのくらいの人数いるのかな?
ナースくん

厚生労働省のデータによると、潜在看護師の人数はなんと約55万人とのこと。
看護師全体の総数が平成24年は約120万人なので、看護師資格を持つ人の約3分の1が潜在看護師ということですね。

看護師として働いている方は看護師はどこも人手不足だということを日々の業務の中で実感されていることと思いますが、この結果をみてどう思います?

ナースちゃん
えっ、潜在看護師ってこんなにいるの?もっと働こうよ!

と思いません?

働いていない理由はそれぞれなので強制はできませんが、ここまで人手不足が深刻で今後高齢化に伴ってさらに需要が高まることが予測されるのに、この結果はまずいですよね?
職員の数が増えれば仕事も楽になるはずだし、休みも増えるかもしれません。

でも、人手不足だと分かっていてかつ働くメリットも何もない状態だと働く人なんているわけないですよね。

潜在看護師の離職理由、原因は?

ナースちゃん
潜在看護師ってなんで働かないようになっちゃったんだろうね?

看護師の離職理由で上位に挙げられているのは以下の通り。

  • 出産・育児のため
  • 結婚のため
  • 他施設への興味
  • 人間関係が悪い
  • 休みが取れないため

他にもたくさんあります。

やはり出産や育児を期に辞めてしまい、仕事との両立をすることが難しいというケースが多いようです。
また、休みが取れない、残業が多いといった理由も見られます。

こうした理由をみると「潜在看護師が働きやすくなるためにはどうすればいいのか」というのが見えてきます。

潜在看護師が働きやすくなるためには?

潜在看護師が働きやすい職場ってどんな職場なんだろう?
ナースくん

潜在看護師が働きやすい職場というのはつまり、離職理由を見ていけば分かります。

離職理由で1番多いのは出産や育児です。
小さな子どもがいる家庭であれば長い時間家を空けることができないし、熱が出た時は急に休まないといけなくなります。

短い時間で働くことができて、急な時には休むことができる職場があれば潜在看護師の方も働きやすくなるのではないでしょうか。

実際に大きな病院では時短勤務を行う病院も増えてきています。
僕が働いていた大学病院でも僕が辞める前くらいからようやく時短勤務が採用され、その方は他の人よりも1時間早く帰れてかつ残業もありません。

一見楽なように思えますが、時短勤務の人が増えると周りの同僚が困ることになります。
時短勤務の人には残業をさせることができないので、重い患者さんを見せることができません。

そうなると、必然的に同僚の負担が増えてしまいます。
単純な話ではなく、もっと根本的にスタッフの人数を見直さないと難しいんですよね。

潜在看護師の人がいくら働きやすくなっても、他の病棟の看護師の負担が増えてしまい辞める人が出てきたら本末転倒です。

今働いているスタッフが潜在看護師になってしまう可能性だってあるわけですからね。
潜在看護師が本当の意味で働きやすい職場を目指すためには、もっと根本的に変えないといけないでしょう。

看護協会の登録制度

ナースちゃん
話は少し変わるけど、看護協会の登録制度って知ってる?

平成27年より、看護師の人材確保のために国が定めている制度のことです。

その内容は、看護師、保健師、助産師が病院等を離職した場合に都道府県のナースセンターに届け出ることを義務付けているというものです(あくまでも努力義務)。
国なので大元は厚生労働省なんですが、日本看護協会が委託を受けているわけですね。

目的としては離職した看護師に対するキャリア支援や復職支援、また潜在化の予防です。
とどけるん」という厚生労働省のページからも登録できるので、もしあなたが離職後に登録していないのであればぜひ登録をしておいてください。

潜在看護師の課題とこれからについて

ナースちゃん
潜在看護師って今後も増えていくみたいだけど、大丈夫なのかな?

全然大丈夫じゃないよねー。今働いている人がどんどん働きづらくなっていっちゃうよ。
ナースくん

この記事では潜在看護師について僕が思うことをつらつらと書いてきました。
今後も潜在看護師は増えてくることが予想されている中で、僕たちには何ができるのでしょうか。

今現役で働いている看護師にとっては他人事のように思えますが、潜在看護師が増えればあなたの仕事が増えるので意外と身近な問題なんですよね。

かといって個人がどうにかできるような問題ではなく看護師全体、国全体で考えていかないといけない問題のような気もします。
僕自身、何ができるというわけでもないですがこうして記事を書いて少しでも多くの人が潜在看護師を取り巻く問題について知って考えてもらえればと思ったので記事にしてみることにしました。

潜在看護師に限らず、看護師全体が働きやすい世の中になればいいですね。

  • この記事を書いた人

むぎ

当サイト「看護師辞めたい転職したい」の管理人。看護師として大学病院に新卒で入職するも3年で一度転職を経験。1年間は別の病院で働いて看護師として働く自分に違和感を感じ、現在は保健師をしています。 転職等で相談があればTwitterなどで気軽に絡んでもらえると喜びます。

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